2013年7月28日日曜日

後半戦に向けて

現在88試合消化済み

投手陣は中継ぎ先発の違いを除けばリーグ平均よりもちょっと良いぐらいのレベルで落ち着いてる.これを良い方に捉えることも出来るが,マエケンバリントン野村大竹を有して平均レベルに落ち込んでしまうというのはちょっと悲しい感じもする.

データを見ると,防御率その他指標を見ると投手陣は阪神巨人が圧倒,それから1点弱悪くなって広島中日,またそこから0.6点ほど悪くなって横浜ヤクルト.QS率53.8%は巨人と大差ないレベルというのを考えると,やはり中継ぎ陣が崩壊していることが伺える.
現状中継ぎでまともに投げれるのが久本>今村,小野ぐらいしか居ない.しかも,今村はもう去年の様なストレートが投げれておらず四死球ばかりで不安定,小野は四死球率が高い,奪三振率は低い,やたらと低い被BABIPと確変でなんとか保ってると言う感が否めないことを考慮すると,もうセットアッパーの前を任せられるのは久本という状態.しかも7月はその久本も打ち込まれはじめており,永川横山が奇跡的な復活をしない限り中継ぎ崩壊待ったなしである.

こんなことになってるのも,若手有望株の中村恭平,今井,中崎,中田廉,福井,ちょこっとブレイクして消えた篠田赤ハンカチあたりが仕事をしてない事が最大の原因であることを考えると二軍の育成力,ドラフト戦略が上手くいっていないことを如実に表している.

マエケンバリントン大竹がいるうちにこの中から一人ぐらいはまともに先発を任せられるのが出て来てほしいなと言う願望だけど現実は甘くなさそう.


打撃成績は相変わらず低調.去年何故か優秀な選球眼を持っているのにもかかわらず固定されなかった丸と,新加入のキラの両者が素晴らしい長打率と選球眼を発揮しているのは希望.廣瀬は連続出塁記録を作った後から右肩下がりではあるもののRX27は6.5を超える,もうひと踏ん張りしてほしいところ.しかし,この3人を除くと梵ルイスがリーグ平均程度の得点貢献をしているが,それ以外がどうにも振るわない.松山と岩本は表面上良い成績だが,二人共四死球を全く選ばないために得点貢献は大したレベルには至っていない.(松山4.87,岩本3.27) 守備の縛りも考えるとマイナスの方が大きいと推察される.
あとは菊池と堂林.この二人はそもそもヒットを打てていない.菊池は,セカンドは打撃貢献がもともと平均して低いポジションであるから,相対的にそれほどマイナス要素は無いし守備での貢献があるぶんまだ大丈夫とは言えるが,問題は堂林である.本来長打を期待されているはずなのに.IsoP(長打の割合を表す指標)がチーム平均を大きく割って中東と同等,菊池よりも大きく低いレベルである.去年の飛ばないボールで平均してXR27が5を超えていたのに打てなくなっているのは相手チームの研究かはたまたスランプか.一回二軍に落としてーとも考えたいがそんな余裕が無いのが辛いところ.